深読み!海外名作絵本100

発表から25歳年以上読み継がれている”これだけは読んでおきたい”海外の名作絵本の数々。 読み聞かせ歴15年、のべ9000名をこえる子どもたちに絵本を読んできました

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『ぞうのババール』なに不自由ないことが自由なのではない

鮮やかな朱色が目をひく絵本です。 ぞうが不思議ないで立ちで立っています。 動物が主人公のおはなしは、 子どもたちも大好きです。 小学校の読み聞かせでは 3年生4年生によく読みました。 おはなしが少し長いので 朝の15分ではギリギリ、 ちょっと時間を過…

想像する力『まどのそとのそのまたむこう』窓の向こうに広がる世界

この絵本は絵といい、おはなしといい とても不思議な絵本です。 描いたのは 「かいじゅうたちのいるところ」 「まよなかのだいどころ」 のモーリス・センダックです。 「まどのそとのそのまたむこう」と合わせて センダックの3部作といわれます。 この絵本…

出会いとふれあいと別れを描く『赤い目のドラゴン』映画のようなシーンが印象的

映画にもなった「長くつしたのピッピ」 の作者リンドグレーンが文を書いています。 ふたりのきょうだいが出会ったドラゴンとの交流を 丁寧に描いています。 絵本ですが、かなり文章が多めです。 読み聞かせでは4年生、5年生、6年生によく読みました。 とても…

『月おとこ』月からやってきた男は地球を観察する

空に浮かぶ月は、絵本にもたびたび使われるモチーフです。 「かぐやひめ」は代表的な伝承昔話。 そこにあるのに届かない、わからない、 不思議な世界がひろがって想像がふくらみますね。 ご紹介するのは絵もお話もデフォルメが利いて 楽しい!! 登場人物が…

動物の世界を垣間見る『いたずらこねこ』ネコとカメの様子を実況中継

登場するのは動物だけ。 そうした世界を描けるのは、 絵本のひとつの楽しみといえます。 ご紹介するのはネコとカメのおはなしです。 小学1年生から3年生まで読むことが多かったですね。 子どもたちもが、ネコとカメの動静に どきどきするのが 読んでいても伝…