深読み!海外名作絵本100

発表から25歳年以上読み継がれている”これだけは読んでおきたい”海外の名作絵本の数々。 読み聞かせ歴15年、のべ9000名をこえる子どもたちに絵本を読んできました

『星座を見つけよう』子どもと一緒に楽しむ星の絵本

星一つ残して落つる花火かな  酒井抱一

いつの時代も星は人々に詩をもたらしてきたことがわかります。

 

 

星座を見つけよう

H・A・レイ 作

草下英明 訳

出版年: 1969年4月

出版社: 福音館書店

 

本の内容紹介から

あなたは、星や星座の名前を、どのくらい知っていますか? 昔からの方法で星と星を結んで作る星座はとてもややこしいものです。でも、H.A.レイが、とてもわかりやすく、イメージしやすい、独自の結び方を考えてくれました。
また、星の名前や明るさ、宇宙での距離のあらわしかた、春夏秋冬、季節ごとの星図など……語りかけるような調子でわかりやすく描かれています。ほじめて星空に親しむお子さんから、大人まで、宇宙のしくみの基本が、楽しく理解できます。

出版社からのコメント

昔ながらの方法で結ばれた星座は、その名のイメージとかけ離れたものも多く、ピンとこなかった経験がある方も多いと思います。おおぐま座、うしかい座……この本の星座は、H.A.レイさんが考えだした、独自の線で結ばれているため、名前と形がぴたっとつながります。
また、星座の話にとどまらず、星に名前や明るさの違いがあることや、宇宙の広がりについて、惑星についてなども、わかりやすく掘りさげています。

1969年の初版、手持ちの絵本は2006年で73刷です。
本当に長く読まれ続けている絵本です。

絵本といっても72頁というボリューム。
「福音館の科学の本」は読書対象者が、
小学校中級からおとなまで、とあるように
幅広い年代に面白くまたわかり易く書かれています。


作者は「ひとまねこざるシリーズ」のH.Aレイです。
ゆかいなジョージのおはなしとは違って、詳しく丁寧な解説。
ページの隅に小さなこどもたちがページをめくる案内をしてくれます。
彼らがつぶやくセリフがこちらの気持ちと重なります。

 

北斗七星にはじまり全天星図まで、星空を楽しむ本です。