深読み!海外名作絵本100

発表から25歳年以上読み継がれている”これだけは読んでおきたい”海外の名作絵本の数々。 読み聞かせ歴15年、のべ9000名をこえる子どもたちに絵本を読んできました

『しりたがりやのちいさな魚』好奇心と自由

スゥエーデンの絵本作家エルサ・ベスコフのちょっとユニークなお話。 読み終えるのに15分はかかる、かなりお話しの量がある絵本です。 日差しが強く感じられ水辺が恋しくなる 5月から6月によく読みました。 ちょっとおかしな魚たちの姿が子どもたちの笑顔…

『ティッチ』にみる兄弟の当たり前

この絵本に登場するのは、三人の兄弟のみ。 ティッチ、は末っ子の男の子の名前です。 画面はシンプル。 ほとんど背景もありません。 (見開き3ページ以外は、紙の色の白が背景!) 三人の関係性だけに注目したともいえるでしょう。 小学校入学したての1年…

『ことばあそびうた』で日本語の楽しさとおもしろさを知ろう

この絵本も子どもたちによく読みました。 小学校では3年生に一番読んだでしょうか。 学校で読むと子どもたちは、知らず知らず笑顔で聞いてくれていましたね。日本語の楽しさを再確認しました。 15編の詩がひらがなで書かれています。1973年が初版、長年読み…

『長ぐつをはいたねこ』少しの無理と知恵と工夫!

グリム童話(初稿は『靴はき猫』にも収録されている、多くの人が知るお話です。 日本でもTVや映画で何度かアニメーションになっています。 誰もが知るお話だからこそ、絵本は”絵”を選びたい! そこで選んだのは、ハンス・フィッシャーの絵本です。 『長ぐつ…

『ゆうかんなアイリーン』自然の中での身体感覚と自力

吹雪の中、大きな黄色箱を抱えて歩く女の子、アイリーン。 彼女が「ゆうかんな」わけが絵本で描かれています。 雪の降るころ小学1年生から3年生によく読みました。 大人は子どもの頃に感じた雪の感触を思い出すかもしれません。 ゆうかんなアイリーン ウイリ…

『チムとゆうかんなせんちょうさん』王道の冒険譚!憧れの先にある仕事

『チムとゆうかんなせんちょうさん』は、 少年チムを主人公にした海を舞台にした冒険の物語です。 作者のアーディゾーニは1900年の生まれ、 生誕100年を記念して、日本ではシリーズ11冊が刊行されました。 チムのシリーズは作者が当時5歳だった息子とそのま…

『プーのはちみつとり』絵本のプーさん、子ども時代にいつもそばにいる存在の意味

誰もが知るキャラクター「プーさん」。 ディズニーランドでもおなじみですね。 キャラクターとしてのプーさんを知ってはいても、絵本のプーさんを知っている人は案外少ないのではないでしょうか。 絵本を知ってプーさんが大好きになりました。 プーのはちみ…

『影ぼっこ』得体のしれない不思議を楽しむ心を養う

詩的な絵本です。 一見、子どもたちは楽しめるの、と思ってしまうような絵本です。 ですが、息子がまだ学校へ上がる前に読んで聞かせると、案外気に入った様子。 子どもこそ、天然自然、詩人なのでした。 影ぼっこ ブレーズ・サンドラール ぶんマーシャ・ブ…

『ちいさいじどうしゃ』すべてをきちんと記述する

車の絵本。 子どもたちは、乗り物が大好きですね。 真四角な小ぶりの絵本は、まさに子どもサイズ。 就学前の子どもたちによく読みました。 ちいさいじどうしゃ ロイス・レンスキー ぶん・え わたなべしげお やく ページ: 47ページ出版社: 福音館書店発行年…

『木はいいなあ』木のまわりの気持ちよさを知ろう

新緑に季節を迎えると開きたくなる絵本です。 タイトルのとおり 「木はいいなあ」 とまわりを見て、絵本を読んで、心から思えます。 木はいいなあ ユードリイ さく シーモント え さいおんじ さちこ やく ページ: 32ページサイズ: 28 x 16.4 出版社: 偕成…

『しらゆきひめと七人の小人たち』理不尽と向き合わない

しらゆきひめ (白雪姫) といえば誰もが知っているおはなし、グリムの童話です。ワンダ・ガウグの挿絵、内田莉莎子の訳のこの絵本が一番気に入ってます。 しらゆきひめと七人の小人たち ワンダ・ガウグ 再話・絵 うちだりさこ 訳 ページ: 44ページ サイズ: …

『おおかみと七ひきのこやぎ』残酷さは絵本で学ぶ

だれもが知っているグリム童話『おおかみと七ひきのこやぎ』です。 絵本でみるなら、 絵・フェリクス・ホフマン 訳・せたていじ のこちらがおすすめです。 おおかみと七ひきのこやぎ フェリクス・ホフマン 絵 せたていじ 訳 ページ: 32ページ サイズ: 29.2 x…

『グリム童話ミリー ー天使にであった女の子のお話ー』永遠の生としての死を描いた美しい絵本

『かいじゅうたちのいるところ』 『まよなかのだいどころ』 『まどのそとのそのまたむこう』 子どもたちがいずれも大好きな絵本たち。 その作者モーリス・センダックが挿絵をつけたグリム童話です。 グリム童話ミリー ー天使にであった女の子のお話ー ヴィル…