2016-01-01から1年間の記事一覧
鮮やかな朱色が目をひく絵本です。 ぞうが不思議ないで立ちで立っています。 動物が主人公のおはなしは、 子どもたちも大好きです。 小学校の読み聞かせでは 3年生4年生によく読みました。 おはなしが少し長いので 朝の15分ではギリギリ、 ちょっと時間を過…
この絵本は絵といい、おはなしといい とても不思議な絵本です。 描いたのは 「かいじゅうたちのいるところ」 「まよなかのだいどころ」 のモーリス・センダックです。 「まどのそとのそのまたむこう」と合わせて センダックの3部作といわれます。 この絵本…
映画にもなった「長くつしたのピッピ」 の作者リンドグレーンが文を書いています。 ふたりのきょうだいが出会ったドラゴンとの交流を 丁寧に描いています。 絵本ですが、かなり文章が多めです。 読み聞かせでは4年生、5年生、6年生によく読みました。 とても…
空に浮かぶ月は、絵本にもたびたび使われるモチーフです。 「かぐやひめ」は代表的な伝承昔話。 そこにあるのに届かない、わからない、 不思議な世界がひろがって想像がふくらみますね。 ご紹介するのは絵もお話もデフォルメが利いて 楽しい!! 登場人物が…
登場するのは動物だけ。 そうした世界を描けるのは、 絵本のひとつの楽しみといえます。 ご紹介するのはネコとカメのおはなしです。 小学1年生から3年生まで読むことが多かったですね。 子どもたちもが、ネコとカメの動静に どきどきするのが 読んでいても伝…
この絵本の特徴はなんといっても、 本文も表紙もすべてが手描き文字で書かれていることです。 なんとも味のある文字で、子どもすぎず大人すぎない文字。 一文字の中にも太さの強弱、 一行の中でも文字の大きさに大小があり、 行が上下に揺らいでいたりします…
好奇心旺盛な子どもたちにとびきりの絵本をご紹介します。 いつでもどこでも空想の世界に羽を伸ばせることができるのが、 子どもの特権です。 モーリス・センダックはアメリカを代表する絵本作家です。 「かいじゅうたちのいるところ」は実写映画にもなりま…
人に見たものを伝えるのって難しいですよね。 子どもたちが園や学校から帰ってきて、 一生懸命に見たものや出来事を話してくれる時、 どれくらいちゃんとわかってあげられているかしら、 と思います。 人の特徴を語るのも難しいことです。 実際にあってみた…
小学校6年の頃、理科の実験で、 卵をふ化させたことを、 この絵本を読んで思い出しました。 卵から出てきたひよこは、 びっしょり毛が張り付いて、 目が大きくて、不思議でした。 しばらくすると、 ふわふわのクリームみたいな毛になって、 歩き回りました。…
犬はもっとも身近にいる動物ですよね。 見かける犬ながめていると、 何考えているのかなぁ、 なんて、ふと思います。 ちいさな子どもに行動パターンが似てるかも… 好奇心旺盛で、 知りたがりで、 行動が突飛で、 考えなしで、 怖がりで、 柔らかくて、 あっ…
今は、生活に必要なものは、大抵買うことができますね。 作る人がいて、買う人がいます。 買う人がいるので、それを作る人がいます。 よく野菜を育てている人から、 季節季節に作ったものをいただきます。 よく知る人が作って野菜は、 その顔が見えて安心で…
子どもは好奇心の塊です。 見るもの触れるも、 これ何? あれはどうなってるの? 〇〇やってみたい! と忙しい。 5歳くらいになると、 自分でかなり体も操れるようになりますし、 あれやこれや自分なりに考えるようになります。 そんな子ども、 そして親にも…
日本では、ミッフィーの名で親しまれている うさこちゃんです。 キャラクターとしてのミッフィーちゃんは知っていても、 絵本のうさこちゃんを知らない方も多いのではないでしょうか。 それは、もったいない!! ぜひ、うさこちゃんのおはなしを子どもたちと…
青い服を着たうさぎの「ピーターラビット」。 その愛らしい姿を、食器や雑貨などで、 多くの人が目にしているのではないでしょうか。 キャラクターとして知られた存在にもかかわらず、 意外にそのお話を知っている人は少ないのではないでしょうか。 それぞれ…
『まよなかのだいどころ』は『かいじゅうたちのいるところ』『まどのそとのそのまたむこう』とともにセンダックの3部作といわれる絵本です。『かいじゅうたちのいるところ』は絵本の王道的な作りであり、極限までセリフをそぎ落とし描かれています。一方『ま…
眠る前に絵本を子どもといっしょに読むのは、 昼間あわただしく過ごす大人にとっても安らぎ落ち着く時間です。 そんな時におすすめなのがこの絵本。 その不思議なしかけに大人は気づくでしょうか。 きっと子どもたちの方が先に発見するでしょう。 おやすみな…
NHK-BSの番組に 「岩合光昭の世界ネコ歩き」という番組があります。 ネコと世界の風景、暮らし、 生活の中のネコの様子、性質など。 成り行きで見ることがあって、 見ているとこれが、おもしろいのです。 ネコのしっぽだけ、目の動きだけに注目したり、 壁…
色鮮やかな絵本はながめているだけで心が浮きだちますね。 ご紹介する絵本は、とびきりカラフル!! 絵もおはなしも思いっきりデフォルメがきいています。 その突飛な場面がホントだったら、楽しい、に変わる そんな絵本です。 就学前の子どもたちから小学校…
秋は彩豊富な季節ですね。 空の色や景色もどんどん色が変わっていきます。 紅葉で色が変わっていく楓をみたり、 空の水色が空気が冷たくなってクリアになっていく、 そして、大好きなカボチャやサツマイモをほおばる、 そんな秋が大好きです。 きんいろのと…
子どもの頃、汽車を見ると必ず手を振りました。 とても親近感をもてる、大きくて力持ち、 たのもしい乗物です。 今なら新幹線でしょうか。 電車好きはいくつになってもやめられないよう。 アメリカが舞台の機関車が主人公のロングセラー絵本です。 大きな絵…
カバの大きさはいつ見ても圧倒されます。 いつも、なんて大きいんでしょ!! と。 息子が子どもだったころ、 動物園に行くことが、何度かありました。 象も大きいですが、足も長めで、目線が上にあるせいか、 カバほど、大きい!という印象を受けないのです…
子どもたちは動くものが大好き!! 自動車は最も身近な動くものです。 そんな自動車が自分で動き出して てんやわんや…さて顛末は。 ちいさなふるいじどうしゃ マリー・ホール・エッツ 作 たなべ いすず 訳 単行本: 40ページ サイズ: 26.8x21.6cm 出版社:…
この絵本は小学6年生によく読みました。 読み終えると、 シーンと不思議な緊張感が残っていたように思います。 クリスマスの本当の意味を知る意味でも読んでほしい絵本です。 神の道化師 トミー・デ・パオラ 作 ゆあさ ふみえ 訳 サイズ: 28x21.8cm 出版社…
いまは一年中みかけるりんごですが、 やはりおいしくなるのは、収穫の秋ですね。 収穫の時期、いちばんおいしくいただけるのが旬です。 そんな収穫を心待ちにりんごの世話をしながら、 四季はめぐります。 この絵本で、収穫を待つという楽しみを知ることでし…
この本は6歳の時、息子ががたいそう気に入って、 1日に2回3日続けて読んだ本です。 とにかくおもしろくて、おもしろくて仕方なかったのでしょう。 絵本ではなく幼年童話、というのでしょうか。 絵本は絵と文の割合が、ほぼ1:1ですが、 この本はその割合が…
小学校に読み聞かせに行くようになって、 保護者有志で読み聞かせの会を作りました。 集まったのは10名ほどでしたが、 小学校にきょうだいで通っている保護者は半分ほどでした。 さらに3人以上の兄弟がいるという人は数人。 大家族、大勢の兄弟は珍しいもの…
絵本には世界各国の昔話をもとに作られたおはなしがあります。 日本の昔話とは一味違う、いろんな国の物語を楽しめます。 ご紹介するのは、インドの民話をもとにした絵本です。 繰り返される ランパンパン、ランパンパン、ランパンパンパン。 のリズムが心地…
もみの木がタイトルにあることから、 12月によく読み聞かせしました。 絵柄のせいか落ち着く絵本です。 もみの木の枝がシカの角のようとは、 この絵本で知りました。 自然の中で老いていく動植物と、 それを糧に生きる人間の関係をさりげなく描いています。 …
戦隊ヒーローもの って、子どもたちは大好きですよね。 それぞれにカラーをもって、 特別な技?を繰り出し、 悪人を懲らしめ、やっつける! 同じパターンなのに、 なぜかはまって見てしまうんですよね。 ヒーローはイケメンが主人公ですしね。 決めポーズも…
子どもたちは、元気がいちばん、 元気に遊んでゆっくり眠ってほしい、 それが親心ですよね。 ご紹介するのは、 おやすみ前にゆっくりと、 開いてほしい絵本です。 やさしい眠けが絵本の中に漂っているようです。 一緒にながめたら、 いっしょに眠ってしまい…