『ちいさいじどうしゃ』すべてをきちんと記述する
車の絵本。
子どもたちは、乗り物が大好きですね。
真四角な小ぶりの絵本は、まさに子どもサイズ。
就学前の子どもたちによく読みました。
ちいさいじどうしゃ
ロイス・レンスキー ぶん・え
わたなべしげお やく
ページ: 47ページ
出版社: 福音館書店
発行年: 2005/2/20
サイズ: 17.2 x 16.4
シリーズもののよさとは
「スモールさん」が主人公のこのシリーズは、
この「じどうしゃ」をはじめ
しょうぼうじどうしゃ
きかんしゃ
ひこうき
ヨット
おとうさん
のうじょう
おまわりさん
カウボーイ
などが日本語で読むことができます。
最初は「じどうしゃ」「きかんしゃ」「しょうぼうじどうしゃ」
だったと思います。
やはり乗り物が人気なのでしょう。
続いて、「ヨット」「ひこうき」「のうじょう」「おまわりさん」「カウボーイ」「おとうさん」
シリーズのよいところは、
おなじみの見慣れたスモールさんが、その役をやることによって、
より親しみやすく感情移入しやすくなりますね。
一切省かない「じどうしゃ」のすべて
このおはなしの多くは淡々とその乗り物や職業について解説しています。
まるでマニュアルのごとく。
「じどうしゃ」ならスモールさんご自慢赤いの自動車について
保有 ~ まず車庫へ
点検整備 ~ 油をさし、タイヤに空気を入れる
走行 ~ 農道・小径・町の通り、いろんな道を走る
トラブル ~ タイヤがパンク、修理
メンテナンス ~ ガソリンスタンドで給油、戻ってピカピカにして車庫入れ
用途 ~ お店で買い物
などあらゆる自動車にまつわることが網羅されています。
こんなことまで書くの、というくらい当たり前のことをきちんと一切省かずに書き記しています。
大人にとってのあたりお前も、子どもたちにとっては初めて知ることがいかに多いことか。
じどうしゃって、こうしてきちんと使うようになっているんだな、と知ることができるのです。
同じようにシリーズは構成されて作られています。
じつはオシャレな絵本
作者はアメリカ・オハイオ州生まれの女性です。
ずっとなぜか男性と思っていました。