深読み!海外名作絵本100

発表から25歳年以上読み継がれている”これだけは読んでおきたい”海外の名作絵本の数々。 読み聞かせ歴15年、のべ9000名をこえる子どもたちに絵本を読んできました

アラアラ

『うさぎのみみはなぜながい』何事も理由を考えてみる

これは、メキシコがまだナオワの国といった時代の、おおむかしの物語です。 そのころすんでいたメキシコ人は、みな、わたくしたち日本人そっくりの人たちで、アステカ文化という、たいそう高い文化をもっていました。 うさぎのみみはなぜながい 北川民次 作 …

『ゆかいな かえる』生き物の躍動感が伝わってくる絵本

ゆかいな かえる ジュリエット・ケペシュ 作 いしい ももこ 訳 出版社: 福音館書店 出版年: 1964年7月 4ひきのカエルが楽しげな表紙。 ミドリとアオは自然に溢れた色、使われている色もこの2色に白と黒のみ。 水辺のアオがほとんどページのばっくの色なの…

『しりたがりやのちいさな魚』◆好奇心と自由

スゥエーデンの絵本作家エルサ・ベスコフのちょっとユニークなお話。 読み終えるのに15分はかかる、かなりお話しの量がある絵本です。 日差しが強く感じられ水辺が恋しくなる 5月から6月によく読みました。 ちょっとおかしな魚たちの姿が子どもたちの笑顔…

『スーザンのかくれんぼ』かくれることから見えてくる世界

表紙の鮮やかさから、初夏に読みたくなる絵本です。 イエローレモンの黄色は太陽の陽ざしを感じさせます。 「かくれんぼ」といえば子どもの遊びの定番ですが、それをキーワードに子どもの繊細な気持ちに寄り添える、そんなおはなしです。 読んだ人それぞれの…

見た目は大切!『どろんこハリー』やさしい人々が暮らす街

見事な毛並み、ぬいぐるみが歩いているかのよう 全身ふわふわもこもこ、見惚れる様な そんな犬を見かけることがありました。 飼い主のことをしっかりみています。 ワタシたちのことも、物凄い目力で見ていましたよ。 なんだか人みたいに思えました。 犬を主…

いたずら盛りの子どもに読みたい『ひとまねこざるときいろいぼうし』子どもの好奇心の源は?

さるのじょーじの腕白ぶりが描かれる絵本です。 てんやわんやの出来事が次々に 繰り広げられる、このおはなしは シリーズになっていて 小学校でもよく読みました。 いたずら心をくすぐるような じょーじの活躍に子どもたちも 胸を好くような面持ちなのでは …

『ありがたいこってす』見方を変えたら物事は変わるということを知る

まずタイトルが洒落ています。 それだけで読んでみたくなるではありませんか。 原書はIT COULD ALWAYS BE WORSE。 日本語の豊かさを感じます。 裏表紙に 読んであげるなら4才くらいから とあるのですが、 小学校では不思議に高学年に読むことが多かった絵本…